摂食障害が出てきたら気をつけろ！ - うつとゆっくり戦うひとへ

大きく分けてふたつ。

食を頑なに拒む「拒食症」と、暴食後嘔吐しまた暴食する「過食症」と言われています。

でも「食べる量は少ないけど吐くタイプ」や「まったく吐かないで食べ続けるタイプ」

もいます。

頑なに食を拒めば激やせして入院コース、吐かないで食べ続ければ激太りして内臓疾患の恐れがあるのでこちらも入院コースですね。

私は「少量なら食べるけど吐くタイプ」でした。入院もしました。

最初のうち指を喉に突っ込んで吐く人が多いでしょう。それが進行すると指を使わなくても吐けるようになります。悪化すると歯磨きとか口の中を刺激しただけで吐いてしまうようになります。

気をつけたい食べ物は「肉」「えのき」「パン」。

肉でも特に牛肉の赤身ですね。噛みちぎれないからそのまま飲み込んじゃうんですけど吐くときはそれが塊になって出てこようとするので軽く窒息プレイです。泣きます。

えのきも同様。噛み切れないからそのまま飲み込みますよね。吐くとき喉に引っかかるんですよ・・・。これは指で引きずり出すことになります。泣きます。

パンは食べるときはいいんですが、お腹のなかで水分を吸うと膨張するんでこれまた吐きにくい！そして塊になって出てきます。

食べ物によっては本当に窒息します。吐き癖がついてきたら食べるものにも気を使わなくてはいけません。

普通吐く場所はトイレですが、歯磨き等で口の中を刺激して、水で口の中を濯いで水だけ吐くつもりがなぜか喉から食べ物でてきたよー！！？？っていうこともあります。私はこの癖が治らなくて困っております。

そういうひとはできるだけ「食べて二時間以内に歯を磨かない」ようにしましょう。食べたもの全部洗面台に吐くことになります。

そして洗面台はトイレほど配管が太くないので詰まります。

配管掃除用の洗剤（髪まで溶かしてくれるやつ）を定期的に流しましょう。異臭のもとにもなりますからね！

家族も使う場所ですから、吐いたものは綿棒や爪楊枝、割り箸などを使ってできる限り回収してきれいにしておきましょう。

歯磨きで吐いてしまうひとは薬を飲む時間も考えてくださいね。

薬のんで歯磨きして寝よう！と思っていたら全部吐いた・・・なんてことになったら困りますからね。

寝る前の薬は寝る前！歯磨きを済ませて、お風呂も済ませて、お布団に入る直前に飲みましょう。睡眠薬を飲んだままネットとかしていると睡眠薬の効果はなくなるし、でも脳は強制的に半分寝ているので気がついたらネットショッピングしてた・・・なんてこともありえます。

吐かないタイプの人は重症化するパターンが多いです。

やせ細って理科室にある骨格標本が服を着たような状態のひとを入院中に見ました。

そういう人は内臓も弱っているので、普通食が食べられません。液状の栄養剤を飲むことになります。私もちょっと飲んだことがあります。

・・・・・・・不味い！！！！！

これでもおいしくなったほうなのよと看護師さんに言われたのですが、あれは逆に食欲を遠ざけるのでは・・・？というくらい不味いです。

太った人は内臓脂肪だけでなく、あらゆる臓器に負担がかかっているはずです。血糖値とか危ないです。

ダイエットを命じられると思いますが、体力が落ちまくってるのでちょっとやそっとの努力では身体の脂肪は落ないし、それがストレスでまた食べる・・・ということになるので入院ってことになります。

吐く人にはひとつ助言を。

歯磨きしよう！！

吐いたものは胃酸まみれです。当然その胃酸は歯につきます。

胃酸はとても強い酸なので、歯をじわじわ溶かしてしまいます。

歯医者さんのお世話になる事態になる前に歯磨きをしよう！吐いたら歯を磨こう！口を濯ぐだけでもいいから！！！

胃酸過多にもなりやすく、胃がキリキリ痛むこともあります。

吐くのが続くと電解質の問題も出てきます。スポーツドリンクを飲みましょう！

いままで虫歯になったこともなかったのに、22歳頃から吐き癖が出て、30歳になったときに軽い気持ちで歯医者さんで検診を受けたら「C2」って言われて大ショックでした・・・・。胃酸で溶けたところが虫歯になったようでした。

くれぐれも歯を大事に！

吐くからって食べるのをやめないで！吐いても食べた分の何割かはお腹に残っています。それがあなたの命をつなぎとめているのです。

家族の方も、いい気持ちではないでしょうが「吐くくらいなら食べるな」「もうトイレで食べたら？」なんて言わないでください。（私が実際言われた言葉です）

吐きたくて吐いてるんじゃない！！！

それだけはわかってあげて。

歯磨きの刺激で吐いてしまう人は、液体歯磨きがおすすめですよ✩