ストレッサーってなんですか?
うつ病は大なり小なりのストレスが引き金になるのですが、このストレスの原因のことを「ストレッサー」と呼びます。
学校でのいじめ、会社でのセクハラ、思春期独自の悩み、成績の伸び悩み、恋愛、生活する上での多くのことがきっかけになります。
小さなことでも蓄積すればキャパオーバーします。
ここで言いたいのは、
うつ病になった原因がわかっているほうが対処しやすい
ということです。
もちろん一度発病してしまえば大変なことです。そうなる前に対処できるのが一番です。
でも原因がわかっていればそれに立ち向かうか、そこから逃げるかすれば多少は闘いやすくなるのです。
困るのは
ストレッサーが多いこと
そして
何が原因かよくわからないこと
です。
原因が多ければ対処する項目が増えます。
原因がわからなければ・・・どうしたらいいんですかね?
カウンセリングで心の整理をすることはできるのですが、原因がわからなければそれにかかる時間は膨大になります。なにせ幼少期、自分の記憶の一番古いところから洗い出しが行われます。これは本人にとっても大変な苦痛を伴います。
うつ病になると、あらゆることに敏感になり、さらにストレッサーは増えます。
いままで気にもならなかったテレビの音量、家族の話し方、電話の着信音、眠れない夜。気がついたらすべてがストレスに・・・なんてこともあるんです。
ストレスが溜まっていくと身体にも不調が出ます。
え?うつになってもう半年?美容院に行くにも面倒でそのまま?
そういう人、鏡で自分の頭をよく見てみて!
白髪、ありませんか?
極度のストレスを抱えている人、栄養状態のよくない人は頭の即頭部の髪の内側に局部的に白髪が出やすいそうです。
まだうつ病じゃない!って人でもこれが出ていたらすぐにストレッサーを排除して!あぶないよ!
・・・って言ってもなにがストレスなのかよくわかんなかったりするので、そういう場合は日記をつけてみるといいかもしれません。
医師の診断時間も限りがあります。日記にすると頭で整理して口頭で説明する手間が省けてその分診察にかけられる時間が増えるのです。
そしてその文章を後から客観的に読むことで自分のストレッサーがわかったりもします。
その日にあったことを、なかったことにしないで。
その日生きた痕跡を残してみてはどうでしょう?
ストレッサーだけじゃなく、「この日の自分、がんばったなぁ」なんて自分を褒めてあげられるきっかけも見つかるかもしれませんよ。